望遠鏡(周辺機器)

2021年9月18日 (土)

SVBONYの新しいSV191ズームレンズ

以前、SVBONY製のフィールドスコープSV406Pを購入したのですが、それに付属していたズームアイピースがよく見えました。そのズームアイピースがやっと単体で発売になりました。それがSV191、7.2mm-21.6mmのズームアイピースです。同じ型番で別のズームアイピースもあるようですので、混同しないように注意して下さい。早速(?)このSV191ズームを購入しました。写真は左からバーダー・ハイペリオンMARK IV、中央はSV406P付属のズーム、そして右が新しく発売されたSV191ズームです。

Zoom

SV191(見かけ視界42度〜65度)は、SV406P付属のズームとは形状がほぼ同じです。違いは胴体の周りの刻印が倍率表示から焦点距離表示になっている点と、SV191はフィルターネジがスリーブ先端に切って有るので、スリーブが約2mmほど長くなっている点でしょうか。実際の結像性能ですが、気流が非常に良好だった日に木星と土星を見て比較しました。使用した鏡筒は、英国オライオン社の15cm, F5ニュートン反射です。

結果から言いますと、私の目(軽度の白内障と飛蚊症あります)には、SV191とバーダーハイペリオンの差がわかりませんでした。どちらも非常にシャープで、土星のリングと本体の分離、カッシーニの空隙、木星の縞模様や色味など、違いは全然わかりませんし、両者ともゴーストの発生も有りません。 バーダーのハイペリオンMARK IVの価格はSV191の約3倍。それを考えたら、このSV191はコストパフォーマンスはかなり良好だと思います。特に、短焦点側の見かけ視界が65度あり、気落ちの良い視野が楽しめます。

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2021年7月15日 (木)

SVBONYのUF18mm

以前からSVBONYのUW20mm(見かけ視界66度)をつかっています。アイレリーフは長く覗きやすいですし、何よりも価格が安くコスパが良いのですが、少しだけ不満が。それは視野中心から50%を越した付近から像が崩れ始めることです。実際は、視野中央で対象を捉えるので、問題ではないのですが、もう少し像が崩れないでほしいという感じがしていました。そうしていたら、同じSVBONYからUF18mmが出ました。UFとはUltra Flat Fieldの略で、視野周辺まで像の平坦さが保たれて居るという意味で、見かけ視界は65度と、ほぼUW20mmと同じです。SV406Pで使う可能性も有るので、早速Amazonから購入してみました。

Uf18mm

左がUF18mmで右がUW20mmです。UW20mmに比べると、かなり大きめです。85mmの米国製F7アポで、実際にのぞいて比較してみたのですが、明らかに差が有りました。まず、糸巻き型の像の湾曲がUW20mmと比べると、UF18mmでは低減されています。また像の崩れも少なくなっており、視野の70%位までは、ほとんど像の劣化が有りません。流石にそれ以上になると少しづつ像の劣化が始まりますが、視野の90%まではUW20mmの視野60%付近の像に感じます。UF18mmはUW20mmの2倍ちょっとの価格ですが、国際光器で販売されているAPMブランドのUF18mm(見た目も仕様もSVBONYとほとんど同じ・・)の半額以下ですので、コスパは良いと思います。8,000円しませんので、完璧な視野の平坦性を求めないのであれば、このアイピースは買いだと思います。

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2018年8月22日 (水)

テレビューのGPアダプターを使いやすく

TV-85をF2経緯台(現TV経緯台)にて私用していますが、たまにビクセンのGP-2赤道儀で使うことがあります。そのために、テレビューのGPアダプターを購入して使ってます。これがGPアダプターです。
Adaptor1
左のネジは、GPアダプターを着けた状態で、F2経緯台に固定するためのネジです。このネジをF2経緯台の底板の穴から差し込み、アダプタにある雌ネジにねじ込むのですが、これが結構難しい。というのも、アダプタを付けた鏡筒をF2経緯台の底板に載せても、その位置が定まらないのです。で、ネジを差し込んでも、アダプタにある雌ネジに合わせるのが至難の技。それで、通常のTV鏡筒のF2経緯台への固定方法を真似ることにしました。そのために購入したのが、このユニファイネジ。1/4-inchのネジです。
Screw
下のネジは、TV鏡筒に初めからついている1/4のユニファイネジ。上が、購入した長さ1 inchの同じ規格のネジ。付属のネジだと、ちょっと短めなので、やや長めの1 inchのネジを購入した次第。このネジの頭は六角レンチが入るようになっています。で、これをGPアダプタにねじ込めば、通常のTV鏡筒と同じようにF2経緯台に固定が容易に出来ます。つまり、こんな感じで、鏡筒付属のつまみを下からねじ込むのです。
Adaptor2
これで、アダプタを付けたままの鏡筒をF2経緯台に固定するのが簡単になりました。GPアダプタには、この1 inchのネジを付属させて欲しいですね。

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2018年6月29日 (金)

電池変換アダプタとリチウム電池

夜の観測ではヘッドライト(Primus PrimeLite Adventure)を使っています。このライト、すでに販売終了みたいですが、砲弾型の白と赤のLED、高輝度の白色LEDが組み合わせてあり、何かと便利なのです。ただ、単三電池三本仕様なので、ヘッドバンドに電池ケースを固定すると、結構重いのです。NiMHの単三、単四、それとリチウム単四電池の重さを比較してみました。

Nimh1_2
左から、単三NiMH、単四LiMH、そしてリチウム単四電池で、重さは、それぞれ78g、35g 、そして22gです。単四NiMHにすれば、重さは半分。さらにリチウム単四電池にすれば、ほぼ4分の1になります。これで重さの問題が解決できます。で、単四電池を単三に変換するアダプタに入れると、こんな感じになります。

Nimh2
もちろん、電池容量は減ると思いますが(リチウム電池の容量は、流す電流に依存するらしいので、単純比較は出来ませんが)、頭への負担はかなり低減されました。リチウムですので、低温にも強いので、冬の観測でも問題が生じにくいでしょう。

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2017年7月12日 (水)

SXG-AL130三脚とGP2赤道儀、HF経緯台

長い事、GP2赤道儀と愛用してきたビクセンのAL-130三脚を破損してしまいました。破損したのは、三脚の開き止めのプラスチック製アームと脚を固定していうリベットです。うっかり、一本の脚をひねったところ、リベットがパーンと音を立てて破損。ひねりに弱いとの噂は聞いていたのですが、こうも簡単にリベットの頭が破断するとは思いませんでした。良く見ると、リベットの太さが、2ミリもなさそうなのです。で、急遽SXG-AL130三脚を購入しました。

ここで、GP2赤道儀は、このSXG三脚対応(取り付け部の外形が45ミリに変換可能)だったのですが、以前から使用していたHF経緯台が使えなくなるのです。こちらは取り付け部の外形が60ミリ。で、ビクセンのGP60-45ADアダプタが必要に。最終的には、以下の様になりました。

Sxg
三脚の上に横から黒いつまみが付いている部分がGP60-45ADで、その上がGP2赤道儀です。当然ですが、GP2赤道儀の取り付け部に付いている45-60アダプタはそのままになっています。これで、HF経緯台も使える様になりました。この辺の情報がなかなか見つからず、また、SXGタイプとDP2赤道儀などの取り付け部の変更点などがなかなか分からず、結局ビクセンさんに確認して理解できた次第。取り説をダウンロードして何となく理解はしたつもりなのですが、やはり取り説だけでは、どこがどうなったのかが良く分かりませんでした。

このSXG-AL130は、AL-130の脚のひねりの弱さ対策がされている様ですので(三脚付け根が一体成形の部材になって、ひねりに強くなっている)、リベット破断事故はなくなると思います。

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2017年6月17日 (土)

PHOTON ED 3.2mm

英国オライオンの15cm反射(F5)で、変光星観望をしているのですが、12等程度の暗い星を観測するのに、手持ちのナグラー5mmでは、ちょっと倍率不足を感じていました。で、国際光器で扱っているPHOTON EDアイピースが目に留まりました。これが購入した3.5mmです。

Photoned32
本当は、ナグラーの3.5mmが欲しいのですが、諸般の事情でそこまでは出費出来ません。で、このPHOTONアイピースが気になった次第。3.2mmだと、F5で約234倍、実視界15分程度。とりあえず、土星を見てみたのですが、視野周辺まで像の歪みはほとんど無いといっても良いです。ただ、ナグラーとの焦点位置がかなり違うのが欠点。惑星なら良いのですが、恒星、それも微光星となると、アイピースを差し替えた時にピントを探すのが一苦労。でも、5mmのアイピースよりも、微光星は確かに見やすくなりました。コストパフォーマンスは良いアイピースだと思います。

ちなみに、手持ちのナグラー5mmに2倍バーロー(ビクセン製)をつけたものと、地上の風景で比較をしていみたのですが、倍率の違いはあるものの、やはりスマイスレンズがあるナグラーにバーローだと、像が甘くなる感じです。その点、PHOTONは、素直にアイピース単体ですので、像もクリアに感じました。これで見かけ視界が70度有れば、最高のコスパだと思いますね。

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2017年3月 3日 (金)

テレビューのアイピースキャディ

テレビューのテレポッド三脚(旧タイプ)を愛用していますが、この三脚にはトレーが無いので、ちょっと不便。普段、別の赤道儀を使っているときは、友人が作ってくれたアイピースボックスを愛用しているのですが、F2経緯台にはアイピースキャディが付けられるので、以前から購入しようと思っていました。今回、(有)CATさんにアイピースキャディが安く出ていたので、思い切って購入。

Caddy1
思ったよりもちょっと大きめでしたが、丁度手持ちのアイピースが全部収まるので、良かったです。取り付けは、片側2本のネジを内側から留める方式。分解も簡単ですので、観望効率が上がりそうです。

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2017年2月11日 (土)

SWA 38 mm アイピース

テレビュー85には、ファインダーとしてスタービームを付けています。月や惑星の導入には便利なのですが、暗い星団や星雲、変光星の導入にはちょっと不便でした。それで、鏡筒自体をファインダーとして使うために、低倍率のアイピースとしてSWA 38 mm(みかけ視野70度)を購入しました。これだと、倍率が約16倍で、視野が約4度半と、キャノンの防振双眼鏡(15倍モデル)とほぼ同じになるのです。そのアイピースがこちらです。比較に、テレビューのナグラー13ミリを並べてみました。

Swa381
でかいですし、重いです。で、最初にこれで星像を確認して驚きました。星像が焦点内像と外像で非対称だし、視野中心から50%程度から星像が大きく崩れるのです。勿論、テレビューナグラーとかパンオプティックと比較するつもりは有りませんが、あまりにも崩れがひどい。個体差も有ると思ったのですが、それでもちょっと失望しました。で、調べたところ、どうも、レンズ押さえ金具が”強烈に”きつく絞められ過ぎの様なのです。で、スリーブを外して見ました。2つの金具が組み込まれていました。それがこちらです。

Swa382
一番右が2インチスリーブ、真ん中が、その内側でレンズを押さえているリング。写真では、私がレンズへの圧迫を軽減する為に貼った植毛紙が写っています。真ん中のリングがこちら。

Swa383
6カ所に貼った植毛紙が分かると思います。購入直後は、このリングがかなりきつく絞めてありました。金属のままで、レンズを強烈に絞めていたのです。今は、この植毛紙が有るので、多少締めても大きな力がレンズにはかからないようになっています。この改良後の星像は、焦点内像、外像とも、ほぼ円形になりましたし、視野周辺での星像の崩れも「それなりに」なりました。元々、導入用の低倍率を得るためですので、この改良で満足な結果が得られています。

使っている鏡筒がF7ですので、より長焦点の鏡筒であれば、さらに星像は良くなるのではと思います。逆に言うと、F5程度の短焦点鏡筒で使うと、星像が悪化する可能性が有りますね。価格が価格ですので、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。レンズの組み込み方法には、ちょっと疑問が残りますが、40ミリクラスで見かけ視界の広いアイピースとして、選択肢の一つに入れても良いかと思います。

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2012年1月20日 (金)

Orion VX6用 2インチスリーブ延長筒(笠井)

オライオンVX6 鏡筒ですが、ドローヂューブは写真撮影用と眼視用とに設定が変更できます。写真用の場合、こんな感じです。

Orionext1
これでは眼視ではピントが出ませんので、標準付属の延長チューブを付けるのですが、そうするとこんな感じになります。

Orionext2
問題は、この延長筒、ねじ込みなのです。しかも、かなり鏡筒から出っ張るのでs、保管の時などにはちょっと邪魔ですし、双眼装置を使う時にはこの延長筒が不要になります。その時、いちいちネジ込みの延長筒を外すのは面倒ですし、キュッキュッとそれなりに音が響き渡るので、笠井から50ミリの2インチスリーブ延長筒を購入しました。ねじ込みの標準付属の延長筒は40ミリなので、笠井のは10ミリ長いのですが、フォーカスなどで問題は生じません。取り付け後はこんな感じになります。

Orionkasai
これだと、ネジでないので脱着も簡単で、延長筒の取り外しが簡単になり、保管の時にも手間がかかりません。この延長筒、ドローチューブの内径とも相性が良く、ガタがほとんど生じず、ぴったりハマったので萬足しています。なかなか便利になりました。

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2012年1月 8日 (日)

笠井トレーディング UHCフィルター

オライオン鏡筒の2インチアイピースアダプタには、2インチフィルタ用のネジがありません。それで、アメリカンサイズのUHCフィルタが欲しくなり、笠井のセールで「Kasai UHC フィルター」を購入しました。

Kasaiuhc125
特性表が付属していますが、ホームページに掲載されているのと全く同じ表に見えます。個々の測定データでは無いように思いますね。それはさておき、実際に使ってみましたが、全く問題はなく、星像も奇麗でした。同じく、笠井から購入してあった2インチのAstronomik UHCとも比較しましたが、Kasai UHCの方が若干帯域が広いのか、Astronomikよりも背景が明るく感じます。むしろ、Kasai UHCの方が自然に見えて、個人的には好きな見え方です。

大きな違いは、謳い文句に書いてある「赤の帯域カット」でしょう。赤のLEDで比較してみました。まず、古いですが、ルミコンのUHCでの写真。

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ご覧の様に、赤の光が完全に抜けるので、LEDが白く飛んでしまっています。一方Kasai UHCがこちら。

Kasaiuhc
赤の光がほとんどカットされています。この違いですが、星像では赤の滲みがほとんど無くなるという効果に表れて、視野の星像がすっきりと見えます(当然ですが、緑色の点だけになり、赤の点が消えます)。これは非常に良いですね。屈折、それもアポで無い場合は、赤と緑の波長で収差がありますので、赤の透過光があると、星が非常に目障りに感じるのですが、Kasai UHCだとそれが有りません。星雲だけ見るから、星はどうでも良い様に感じるのですが、実際に明るい星が近くに有ると、2色の星像というのは、目障りなものです。その点、笠井のこのフィルターはお勧めですね。

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