望遠鏡(本体)

2020年12月 3日 (木)

中国製のフィールドスコープ SVBONY製SV406P

最近、中国のSVBONY社製のフィールドスコープSV406Pを購入しました。口径は80mmでEDレンズ使用、価格は39,980円と破格とも言えます。このスコープは20倍から60倍のズーム接眼レンズが付属していますが、アメリカンサイズのスリーブなので、焦点が合いさえすれば、普通の望遠鏡用の接眼レンズが使えます。逆に、ズームレンズも望遠鏡で使えます。

性能ですが、付属ズームレンズの60倍でも青ハロは見えず優秀だと感じます。ズームレンズの視野は、20倍で約40度、60倍で約68度と(仕様から計算)、低倍率ではやや狭いのですが、接眼レンズを交換せずに星雲や星団をズームでアップできるので、お気楽観望には便利です。ただ、アイポイントの位置がやや微妙で、そこを外すと像が乱れます。でも、4万円弱でこの性能ですから、コストパフォーマンスは良好だと思います。メーカーの担当者の方(中国の方ですが、日本語で対応してくれます)も親切ですよ。

Sv406p

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2018年2月 7日 (水)

ファインダーのアイシェード

以前、接眼部にアイシェードを作ったのですが、今回は、ファインダーにアイシェードを作ってみました。

オライオンのVX6鏡筒を使っているのですが、この鏡筒に付属のファインダーは、良く有る50ミリ8倍タイプ。で、接眼部はこんな感じです。

Finderwithout
よく見るとわかりますが、接眼部は細くなっており、町中、特にベランダ観望などでは、周囲の光が入り込んでしまい。ファインダーの視野絞りすら、見えない状態になってしまいます。特に、暗い星を使って目的の天体を導入する場合には、本当に苦労します。で、接眼部にも、アイシェードを作って見ました。こんな感じです。

Finderwith
使ったのは、トイレットペーパーの芯と遮光紙。接眼部の外形に合わせて、遮光紙を貼ったトイレットペーパーの芯(切り開いて、その曲線をそのまま使っています)に穴を開けて遮光部とし、あとは接眼部の外形に有ったサポート円筒をこの遮光部にくっつけただけ。最初に試作した遮光部の上下が短かったので、後で上下に遮光紙を貼った芯を貼付けて有ります。右目が効き目なので、接眼部の穴は左寄りに開けてあります。これだけですが、このシェード無しに比べて、ファインダーの視野がかなり見易くなりました。少なくとも、マンションのライトとか街灯とか、余計な光源がシェードで遮られるので、煩わしさが低減されました。

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2017年9月 9日 (土)

迷光対策(斜鏡正面)

月明かりが有る時に変光星を観測していて気になったのですが、鏡筒前部から月明かりが入って来て、丁度斜鏡の正面に当っていると、接眼部からその部分が結構明るく見えるのです。で、そこに植毛紙を張りました。

Front
ちょっと工夫したのですが、斜鏡を外さずに、そこそこ均一に貼る事が出来ました。奥に見えている植毛紙は、以前報告したシュラウドタイプの植毛紙で、これは鏡筒に貼ってはいません。接眼部の焦点位置から覗くと、斜鏡には主鏡がほぼ全面映っている状態なので(主鏡以外の鏡筒内面はほとんど見えていない)、考えようによっては、迷光対策は今回貼った部分だけでも良いのかも知れません。まあ、シュラウドの部分はいつでも外せますから、これで良しとする事にします。

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2017年6月24日 (土)

ドローチューブにマーク

さて、PHOTON ED 3.2mmを買って愛用しているのですが、前にも書いた様に、オライオン15センチで使用していて、Naglerと差し替えると焦点位置が違うのが欠点。低倍率なら良いのですが、高倍率、それも微光星を見ている時だと、焦点を探すのが大変なのです。で、ドローチューブにシール(タックシール)を貼り、NaglerとPHOTONの焦点位置に印を付けました。

Tubemark
クレイフォード接眼部なので、ドローチューブとケースに隙間が有るのが幸いでした。左の線がPHOTON ED 3.2mmの時の焦点位置。右がNagler 5mmの焦点位置。この線を、接眼部の外側ケースの縁に合わせます。大体の位置ですが、これでもかなり星像を探すのが楽になりました。

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2017年6月 4日 (日)

ORION VX6 の鏡筒内遮光紙シュラウドの作成

VX6を観測に多用しているのですが、この鏡筒の筒内反射が結構あるのです。塗装が十分良質でないのでしょうが、これは何とかしたいと思っていました。筒内反射の様子はこんな状態です。

Tube1
で、これを何とかしたいと考えていました。遮光紙を鏡筒内に貼るというのが一番なのですが、筒内が狭いし、綺麗に貼るのは至難の技。で、シュラウド的な筒を遮光紙で作り、鏡筒内に挿入する方法を考えました。ちょうど手元に、国際光器から購入した遮光紙があまっていたので、十分なサイズではなかったのですが、それで作成する事にしました。材料は以下です。

Cover1_2
縦50センチ、横40センチの遮光紙と、幅3センチ、長さ30センチの厚紙。この厚紙は、遮光紙の固定に使います。完成したシュラウドがこちら。

Cover2
遮光紙の長さが鏡筒内径よりも短いので、ちょっと隙間があるだけでなく、長さが短いので、鏡筒内だとミラーからファインダー脚の根元までしか有りません。ま、抜き差し自由なので、いずれ改造するかもしれません。とにかく、このシュラウドを鏡筒内に挿入したのが、こちらの写真です。

Tube2
はい、長さが足りない頃は十分承知していますが、これでもかなりの効果は有るのでは?と勝手に想像(期待?)しています。我ながら、うまく出来たと自画自賛状態です。効果のほどは?ですが、自己満足に浸っております。鏡筒前部は、ドローチューブの部分が有ったりするので、おいおい検討します。作る方とはめ込みが上手く出来たので、同様な手順で大きなシュラウドを作る事も検討します。

この利点は、粘着テープで貼る必要がなく、いざとなれば簡単に取り外せる事にあります。多少のコツは必要ですが、張り付けに自信が無い方は、この方法は如何でしょうか?

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2016年10月23日 (日)

6cmF5鏡筒改造(F7 正立プリズム仕様)

 以前、コルキット鏡筒と6cmF5レンズで、短焦点鏡筒を製作しましたが、正立プリズムが使用出来ませんでした。短焦点すぎで、光路長の長い正立プリズムでは口径のケラレが発生してしまいそうだったからです。で、今回はスコープタウンから6cmF7レンズを購入し、正立プリズムが使用出来る様に改造しました。で、まずは延長する鏡筒長の測定です。下の写真はその測定系。

6cmf71
まず購入した対物レンスを三脚に固定し、F5の鏡筒部分に正立プリズムを取り付けて、遠方の対象でピントを合わせます。これで延長に必要な鏡筒長が求まります。このとき、ドローチューブは、擦り合わせの部分が十分長く取れる位置にしておきます。測定で、延長に必要な長さは8cmと求まりました。で、次に延長筒の製作。これは、前回の製作で余っていた筒と接続チューブを使用。作成した延長筒がこれです。

6xmf72
擦り合わせの固さは、延長スリーブ部分には適当な紙を貼って固さを調整します。これでF5とF7の交換が可能になります。F7での使用のみにする場合は、接着してしまえば良いので、現時点では交換式(?)にする事にしました。延長筒内も、遮光紙を貼ってます。絞りは一切使っていませんが、自作鏡筒なら、遮光紙で十分でしょう。

6cmf73
で、完成したF7鏡筒がこちらです。フードはF5鏡筒のものをそのまま使っています。三脚取り付け部が接眼部に寄っていますが、高度の高い天体を見るときは、この方が鏡筒のバランスが取りやすいのです。F7でも30mmアイピースで14倍、15mmアイピースで28倍。ファインダーは不要ですね。

6cmf75
ちなみに、対物レンズを交換すると、こちらのF5鏡筒になります。

6cmf74
蛇足ですが、スコープタウンさんから購入したアクロマートレンズは、0.4mmほどの薄いプラスチックリングで分離式になっています。この状態だと、ゴーストが目立つので、分解してアルミ箔分離式にしてあります。ニュートンリングも奇麗に見えますし、ゴーストも激減します。詳しくは、私のホームページ

http://higgs.la.coocan.jp/astro/kt6lens.html

を参照して下さい。工作って、楽しいですね。

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2014年4月27日 (日)

6cm F5鏡筒と自由雲台

6 cmF5 鏡筒ですが、そのままカメラ三脚に固定すると、どうしても、三脚の雲台のスムーズさが使い勝手に影響します。バランス型のビデオ雲台ならば良いのですが、普通の三脚では、フリクションの関係でなかなかスムーズな動きが難しい場合が有ります。そこで意外にも、自由雲台が便利なが分かりました。

自由雲台に製作した6 cmF5鏡筒をマウントし、自由雲台の締め付けネジの締め付け強さを適当に調節すると、これが意外にもフリーストップ経緯台の様に使えるのです。微妙な調整が必要では有りますが、2軸、3軸雲台での動きがスムーズでない場合には、試してみる価値はあるかと思います。鏡筒を手でしっかりホールドしながら向きを変えると、三脚の雲台での方向調整よりも、やり易いのです。コルキットスピカなどでの使用でも同じですので、お試し下さい。

Freestop

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2014年3月24日 (月)

6cm F5鏡筒製作記6

さて2 inchフィルタアダプタの製作ですが、使ったのはカメラ用の58 mm->48 mmステップダウンリングです。これはキャノンの防振双眼鏡用に購入していたのですが、これを鏡筒内径に合わせて丸く切った厚紙に両面テープ(強力タイプ)で貼付けます。

Fadaptor1
これにフィルタを付けるとこんな感じになります。付けているのは、バーダー社製のフリンジキラーフィルタです。

Fadaptor2
で、これを、鏡筒内筒(そうです、遮光紙を張った内筒です)の接眼部側に載せて、そのまま鏡筒内部に入れるのです。つまり、

Fadaptor3
こうしてから鏡筒に挿入すると、こんな感じで接眼部の直前にフィルタが位置する訳になります。分かり易くするため、フィルタを付けずにこの2 inchフィルタアダプタを入れて鏡筒前部から写真を撮ったのがこちら。

Fadaptor4
ただし・・・・たかだか口径6センチですから、UHCとかO3のフィルタの効果はあまり期待で来ません。せいぜいフリンジキラー程度でしょうか?空が暗い所なら、UHCの効果は感じられるかもしれませんね。

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2014年3月21日 (金)

6cm F5鏡筒製作記5

さて、いよいよ接眼部の接着と本体のくみ上げです。一度仮止めした状態で星で合焦の確認を済ませたところ、1cmほど接眼部の内側の筒を引き出して接着すれが良いことが分かりました。それでセメダイン(懐かしい名前です)で接着。

Setsugan1
こんな感じで接着しています。フェルトは3カ所に付けました。反対側、つまり鏡筒側はこんな感じにしてます。

Setsugan2
内側の筒が奥になっているので、段差の部分には遮光紙を貼付けてあります。また、断面は単に黒のマジックを塗っただけ。まあ、これで十分でしょう。あとは、これを鏡筒に接着するのですが、これも仮止めの状態(隙間に紙を挟んで固定しただけ)で最後合焦を確認してから接着しました。最終的に構成部品はこんな感じです。

Finish1
左から、フード、鏡筒本体、鏡筒内筒、ドローチューブ、手前は対物レンズ。鏡筒の内筒ですが、鏡筒内に入れるとこんな感じになります。

Inner
手前の部分は対物レンズの枠が入る部分になります。奥に接眼部が見えていますね。で、全部を組み合わせると、

Finish2
となります。接眼レンズ外して覗くと、対物レンズは全面が見えています。心配していたレンズのケラレは全くありません。遮光紙を張ってあるので、筒内は真っ黒です。でもフードが長い、邪魔!と思われるでしょうが、このフードは取り外して鏡筒に重ねられます。こんな感じです。

Finish3
ちょうどピッタリに入るんですよ。こうすると全長は約26cm。当然ですが、フード内にも遮光紙を張ってあります。対物レンズにカバーをすれば、携行するのにも楽ですね。という訳で、6cm F5鏡筒は完成しました。

これで終わりにしたかったのですが、眼視用のフィルタを使えないだろうか?と考えてしまいました。アメリカンサイズのフィルタは、天頂プリズムの先に着けると、ドローチューブに入れられなくなるので(遮光紙を張ってあるので)使えません。それで、2inchのフィルタを使える構造を考えました。それは、またまた次の機会に!

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2014年3月15日 (土)

6cm F5鏡筒製作記4

鏡筒用チューブとドローチューブ、それに鏡筒の中に入れる遮光紙貼付用チューブ(内筒と呼ぶことにします)のカットが終わったので、内筒、ドローチューブ、それに対物レンズの差し込み部内側への遮光紙の貼付けを行いました。まず、対物差し込み部への遮光紙の貼付けです。貼付け前がこちら。

Objextive
プライスチックが見事にピカピカ光っていますね。これ、接眼部から見ると一番反射光の影響の大きい部分です。遮光紙貼付け後がこちら。

Objective2
かなり反射は押さえられます。同様に、内筒の貼付け前がこちら。

Innertube
これまた、低角度からの反射光がはっきりと見えています。で、張りつけ後がこちら。

Innertube2
ほとんど真っ黒に見えていますね。で、遮光紙を貼付したドローチューブがこちらです。

Drawtube2
明るい部分は、天頂プリズムの差し込まれる部分になってます。遮光紙を貼付すると、反射が劇的に無くなるのが分かりますね。あとは、接眼部を作るのですが、これは実際に仮押さえ状態で、星で合焦状態を確認してから行います。それはまた次の機会に。

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