BLANCA-60SED
変光星観測に自作の60mm, F5鏡筒(コルキット改、31.7mm正立プリズム&SVBONY UF18mmを使用)を使っていたのですが、このサイズの鏡筒が使い勝手が良いので使用頻度が上がってきました。ところが、フィーカス機構がフェルトを貼った摺動を利用しているため、ちょっと倍率を上げると途端に使いにくくなるのです。そこで、60mmクラスの短焦点鏡筒を探したのですが、これが意外にないのです。タカハシやビクセンだとどうしても高価。で行き着いたのが笠井トレーディング扱いのBLANCA-60SEDです。ドローチューブの引き出し量もかなりあります。詳細は笠井トレーディングのホームページで確認して下さい。で、実際の使用ですが、31.7mm天頂プリズムとSVBONYの7.2mm-21.6mmズームアイピースで使用する事にしました。こんな感じです。
ドローチューブとプリズムの間には、55mmの2inch延長チューブ(SVBONY製)を入れてあります。これは前後バランスを無理なく取りたいので、ドローチューブの引き出しを抑えるために入れました。なお、2inchの正立プリズムでも合焦します。
こんな感じです。ただ、ドローチューブの内面反射がやや残っているので(艶消し塗装があまり良く無い感じ)、私は植毛紙をクリアファイルに貼り付けたものを丸めて入れてます。それでかなり内面反射は無くなりました。なお、試しにNaglar 3.5mmを使って約100倍で木星を見たのですが、表面の模様も80mmのフィールドスコープ(SV406P)よりも明瞭に見えました。惑星観望には使わないと思いますが、ビデオ雲台に載せての気楽な月面や惑星の観望や、トラベルスコープ的な使い方にも向いていると思います。
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