6cm F5鏡筒製作記5
さて、いよいよ接眼部の接着と本体のくみ上げです。一度仮止めした状態で星で合焦の確認を済ませたところ、1cmほど接眼部の内側の筒を引き出して接着すれが良いことが分かりました。それでセメダイン(懐かしい名前です)で接着。
こんな感じで接着しています。フェルトは3カ所に付けました。反対側、つまり鏡筒側はこんな感じにしてます。
内側の筒が奥になっているので、段差の部分には遮光紙を貼付けてあります。また、断面は単に黒のマジックを塗っただけ。まあ、これで十分でしょう。あとは、これを鏡筒に接着するのですが、これも仮止めの状態(隙間に紙を挟んで固定しただけ)で最後合焦を確認してから接着しました。最終的に構成部品はこんな感じです。
左から、フード、鏡筒本体、鏡筒内筒、ドローチューブ、手前は対物レンズ。鏡筒の内筒ですが、鏡筒内に入れるとこんな感じになります。
手前の部分は対物レンズの枠が入る部分になります。奥に接眼部が見えていますね。で、全部を組み合わせると、
となります。接眼レンズ外して覗くと、対物レンズは全面が見えています。心配していたレンズのケラレは全くありません。遮光紙を張ってあるので、筒内は真っ黒です。でもフードが長い、邪魔!と思われるでしょうが、このフードは取り外して鏡筒に重ねられます。こんな感じです。
ちょうどピッタリに入るんですよ。こうすると全長は約26cm。当然ですが、フード内にも遮光紙を張ってあります。対物レンズにカバーをすれば、携行するのにも楽ですね。という訳で、6cm F5鏡筒は完成しました。
これで終わりにしたかったのですが、眼視用のフィルタを使えないだろうか?と考えてしまいました。アメリカンサイズのフィルタは、天頂プリズムの先に着けると、ドローチューブに入れられなくなるので(遮光紙を張ってあるので)使えません。それで、2inchのフィルタを使える構造を考えました。それは、またまた次の機会に!
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