6cm F5鏡筒製作記1
ふとした出来心で、6 cm F5の旅行用鏡筒(?)を作ろうと思い立ってしまいました。完成はいつになるか未定ですが(もしかしたら途中で頓挫するかも)、その過程を少しずつ紹介しようと思います。基本的考えは、
1 低倍率専用(せいぜい20倍、15 mm程度のアイピース)
2 カメラ三脚での使用で、特別な架台は使わない
3 天頂プリズム(正立も含む)使用が前提
4 ファインダーは当然不要
5 低価格
6 軽量
と言った程度かな?初めは市販品の鏡筒購入(例えばBORGとか笠井トレーディングのファインダーとか)を考えたのですが、どうも今一、上の条件に合わないのです。それで思い付いたのが、コルキットKT-6の存在です。以前、このキットにスコープタウン取り扱いのD60 mm FL700 mmのレンズと、31.7 mm接眼部を付けて、実に楽しい6 cmアクロ鏡筒が出来ました。そのパーツを考えたら、流用できそうなのです。それで、まずはKT-6とスコープタウンさんから、D60 mm, FL300 mmの対物レンズを購入しました。
これで準備は出来ました。ちょっと順序は逆になりましたが、対物レンズと天頂プリズムでの合焦距離の測定は既に行っております。ビクセンのPL30 mmを付け星で合焦させた場合、対物レンズ枠の鏡筒への差し込み部分から、プリズムの鏡筒側の面(プリズムケースのドローチューブ側の面)までの距離は
天頂プリズム(ビクセン)使用時 222 mm
正立天頂プリズム(笠井)使用時 210 mm
でした。どうやって計測したかというと、鏡筒バンドを使って対物レンズと31.7 mm接眼部を固定して計測しています。下の写真がそうです。
あとは、設計図通りにKT-6の紙筒を切断、固定すれば良いのですが・・・・実際の設計は、また次の機会に紹介します。
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