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2014年3月29日 (土)

6cm F5鏡筒製作記7(最終回)

製作も最後になりました。鏡筒に台座を接着して終了・・・と、安心したところ、自分でもミスをしてました。フードが長過ぎて、台座を接着したら、鏡筒に被せられなくなったのです。で、やむなく、フードを切断し、こんな感じになりました。ファインダーが輪ゴムで押さえてあるのはご愛嬌です。

New6cnf51
製作記5の写真と比べると、フードが短くなったのが分かります。台座の位置ですが、鏡筒の重心位置よりも、接眼部より(対物レンズ側が重くなる場所)に付けてあります。これは、高度の高い天体を観望する時に、雲台でバランスを取り易くするためです。重心位置付近で固定すると、鏡筒を上に向けた時、接眼部に倒れ易くなるのです。短くしたフードは台座の前方にこんな風に格納(?)されます。

New6cmf52
で、先端に短いフードが残っている様に見えますが、これは切断したフードで製作した対物レンズカバー。綿棒の蓋を中に入れ込んであり、前から見ると

New6cmf53
こんな感じでカバーになっています。今回は、正立天頂プリズムの使用は諦めました。光路長が長く、ドローチューブがF5の光束を切ってしまう可能性が高かったからです。太いドローチューブであれば、問題なく出来たでしょう。実際のパーツを元にして書いた設計図は下の様になってます。

6cmf5 正立天頂プリズムだと、ドローチューブの厚さの分、内径が細くなってしまうので、余裕がないのが分かると思います。5センチだと、ちょっと引き出して使う場合に、チューブが抜け易くなってしまうと思います。

今回、スコープタウンから購入したD60mm FL300mmのレンズですが、2.5mmのアイピースでの120倍でも、星像が奇麗でした。星像を見ながら、レンズ押さえのリングの締め付けを調整するとベストに近い所が探せます。折角製作したので、持ち運んでの手軽な観望に使いたいと思っています。

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