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2009年2月19日 (木)

正立の誘惑

普段、双眼鏡を覗き慣れていると、望遠鏡でも正立像で見たくなります。正立の利点は、星図との比較が取りやすい事でしょう。天頂プリズムの裏像は、天文歴37年の今でも馴染めません。実は2インチがメインであるテレビュー85では2インチの正立プリズム(笠井トレ扱い)があるのですが、光路の問題があるケンコーの12センチや、クレイフォードの引き上げ重量に問題がある夕星さんから購入したLD80では、この2インチ正立プリズムが使えません。それで、また笠井トレーディングから、アメリカンサイズの正立プリズムを購入しました。2インチと同様、なかなかの高精度です。低倍での使用がメインですが、LD80に80倍で星像を見ても、焦点内像外像とも奇麗な同心円。全然問題なし。アミチプリズムですし、細かい事を言えば問題があるのでしょうが、星雲星団観望には星図との比較のしやすさが、遥かに大きなメリットですね。観望派の人には、お勧めです。
Seiritsu

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望遠鏡(周辺機器)」カテゴリの記事

コメント

ハットリさん,こんにちは,atoyanです.

自分も先日,LD80を購入しましたが,同時にアメリカンサイズの正立天頂プリズムも購入しました.

これに谷エルフレ25mmを組み合わせて,ファーストライトと相成りましたが,見かけ視界約3°あるので,ファインダーなしでもいろいろな星々を,次々に導入でき,その便利さを実感しました.

一度使うと手放せないアクセサリーですね.

投稿: atoyan | 2009年5月15日 (金) 07時39分

atoyanさん、こんにちは。

LD80、価格や重さを考えると移動観望には最適ですね。低倍率での流し見は楽しいものがあります。クレイフォードの質がちょっと問題ですが。

投稿: ハットリ | 2009年5月15日 (金) 15時08分

こんばんは。
正立天頂プリズムについて教えてください。

2インチのアイピースWA32mm/70°(8,900円くらい)は広角でよさそうですがどうでしょうか。
2インチを活かすには笠井トレーディングの2インチ90゜DX正立プリズムがよいでしょうか。
31.7mm90゜DX正立プリズム でもじゅうぶんでしょうか。

RFT-150S(F5)のバックフォーカスは約140mm、2インチ天頂ミラーの光路長はおおよそ125mm前後だそうです。
SE-120はどれくらいでしょう?
まだ合焦とかけられについてよく理解できていません。

投稿: くるまもすばる | 2010年11月13日 (土) 21時18分

くるまもすばるさん、こんばんは。

2インチの接眼部ですが、私はSE120で2インチのミラーは使っていません。それは、ケラレが生じるアイピースがあるからです。このケラレですが、これは実際の鏡筒でどうなっているかを調べないと、何とも言えません。ですので、2インチの正立で良いか、アメリカンサイズで良いかは、今の段階では答えられないのです。

ケラレが生じる原因を簡単に文章で説明するのは難しいのですが、努力してみます。

まず、光束を考えます。つまり、紙に縦に15センチの線を書き、その中心から右側に750センチの線を引いたとします。その先端と、先に書いた15センチの上下の点を結ぶ二等辺三角形が、15センチF5の光束、要するに対物レンズから焦点への光です。ドローチューブは、この右側から対物側に挿入されます。このとき、ドローチューブが細いと、ドローチューブを押し込んだときに、この二等辺三角形の内側に、ドローチューブの先端が入ってしまいます。これがドローチューブによるケラレです。

2インチのミラーは光路長が長い、つまり、ドローチューブを押し込んだ位置で使う様になります。アイピースによっては、この押し込む量が多いときがあり、合焦のとき、つまり無限遠の天体に焦点を合わせたとき、上記のケラレが生じます。ケラレが生じると、見かけ上、レンズの口径が実際の口径よりも小さくなります。レンズの前に絞りを置いたのと同じになるんですね。

これが生じるかは、実際の鏡筒で確かめないと判りません。私のSE120では、ケラレが生じているので、アメリカンサイズのプリズムしか使わない事にしています。

勝手な憶測ですが、SE120やRFT-150SなどのF5の鏡筒は、どうも基本設計が怪しく、眼視観望の時に、ケラレが生じている可能性が高いと感じています。2インチミラー、2インチドローチューブが「売り」ですが・・・・

なお、アイピースですが、広角であれば良いというわけではなく、F5というような、太い光束(急な角度で焦点を結ぶ光束)でも、ちゃんと結像できる設計かどうか、が大事です。私が使ってみて、この条件を満足しているのは、テレビューのナグラーアイピースです。へたに広角の安いアイピースを使うと、確かに視界は広大ですが、星像は視野の中心のほんの一部でだけ点像で、あとは飛行機のようにいびつになり、観望に使えない場合が多いでしょう。ただ、これも個々の対物レンズの収差にもよると思います。必ずナグラーでないとダメではなく、ペンタックスのアイピースでも良好な様です。

投稿: ハットリ | 2010年11月13日 (土) 22時01分

アイピースは低倍率をねらうと30mm前後では2インチしかない(?)ようですし、選択がむずかしいです。
広角ではEWV-32mmの評価が高いようです。価格も高い。
WA32mm/70°は
ttp://www.kkohki.com/Beginner/PortaSE120S.html
ttp://www.eyebell.com/rft150s.htm
に載っていました。
周辺部もよく見えないと意味ないですね。
購入するときはお店の方に確認してみます。

投稿: くるまもすばる | 2010年11月13日 (土) 22時31分

見かけ視界が広くても、視野の中心から50%程度から星像が乱れだすと、何の為の広角が判らないですしね。確かに30mmだと2インチになってしまうかも知れません。私はSE120で焦点距離が600mmなので、一番低い倍率の時はテレビューのプルーセル32mm(アメリカンサイズ)を使っています。見かけ視界は50度ですが、実視界が3度弱。倍率が約18倍で、対象の導入用と割り切っています。見かけ視界にとらわれず、実視界も計算してみると良いですよ。広い見かけ視界が必要になる(ありがたい)のは、50倍くらいからだと思っています。追尾も、導入もそれなりに楽になりますから。750mmだと、焦点距離が15mmで50倍ですね。見かけ視界が50度のアイピースだと、実視界が1度程度。見かけ視界が82度のナグラーだと、実視界が1.6度。この辺りから、広い見かけ視界のアイピースの出番だと考えても良いかと思います。

また何かありましたら、私のホームページ

ttp://homepage3.nifty.com/_norisan/astro/astrotop.html

の下に問い合せ用のメールアドレスがありますので、そちらにメールを頂いても構いませんよ。折り返し、通常使っているアドレスをご連絡致します。

天文ショップの広告は良い事しか書かない場合がありますし・・・その点、スコープタ○ンさんは良心的です。例えば、

ttp://www.scopetown.co.jp/SHOP/108375/list.html

には、良像範囲とそれを試験した鏡筒のF値が書かれています。見かけ視界66度のアイピースの良像範囲が75%で、その試験はF8の鏡筒です。これをF5で使ったら、良像範囲はもっと狭いでしょう。

1万円以下の広視界アイピースの実力は、おそらく一般的にこの程度だと思いますので、ショップの広告の謳い文句を鵜呑みにはしない方が良いかもしれません。

投稿: ハットリ | 2010年11月14日 (日) 09時36分

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