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2008年3月12日 (水)

写真派から観望派へ

昔は私も実は写真派でした。手元には、その名残のNikomat FTnのボディがまだ有ります。多くの写真関連の機材はネットオークションで売ってしまいました。Camara高校生時代から天体写真にのめり込み、大学時代は現像、焼き付けなんでもやりました。天文ガイドにも何度か入選しました。でも、次第に何か違うなあ、と感じ出したのです。変光星観測を大学時代に始めた事が眼視観望の基礎みたいなものですが、次第にCCDへと天体写真の流れが移るにつれ、もう素人がやる事ではないと感じだした事も観望派への転向のきっかけですね。今でも遊びで写真はとります。それも、コンパクトデジカメでコリメート。あくまで自分が満足して終わり。おっ、写った!といったお遊びです。最近のCCDで撮影された天体写真を見ると、機材とパソコン、ソフトの力ずくの作品が多いですね。見事な惑星や銀河の写真には関心します。でも、私は眼視観望派で行きます。自分の目で、たとえハッブル望遠鏡の写真のようには見えず、白く微かな像であっても、実際の宇宙の姿を見る事の「ワクワク」感からは逃れられそうにないのです。何と言っても、過去の宇宙の姿を、自分の望遠鏡で見て感じる「タイムトラベル」に出かけられる魅力は眼視観望でしか味わえません。

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コメント

ハットリさん,皆さん,こんにちは,atoyanです.

今から考えると 70年代から80年代の,我が国のアマチュア天文界,「天文=天体写真」といった風潮が強かったですね.

自分も,その頃はまだガキでしたので,天文ガイドに掲載されたすばらしい天体写真に憧れ,自分もいつかは,などという大それた夢を抱いたものです.

それからウン十年,いい歳こいてから,かつての憧れのカメラを買い込みだし,自己満足に浸っていたところ,デジタル写真全盛期となり,せっかく揃えたカメラも活躍の場がなくなってしまい,一種の虚脱状態に陥りました.

そんな最中,少しでも空の条件のよいところに行けば,小型の望遠鏡でも十分に星を楽しめることが分かるようになってきました.

その最大の経験は,ハワイのマウナケアですが,その後,近場の伊豆でも,場所さえ選べば,黄道光を拝むことができることが分かり,眼視の楽しさをさらに再認識するに至りました.

幸いなことに,両親が引っ越した伊東の川奈では,方角は限定されますが,かなり暗い星まで見えることが分かり,両親の家に出かけた時は,夜晴れていれば,双眼鏡やラプトル望遠鏡を片手に,お気楽な星見を楽しんでいます.

肉眼で見える星の数が多いと,星座の形も,いろいろな天体の位置も照合しやすく,以前にも増して,星を楽しむことができるようになりました.

この楽しさを,多くの方と分かち合いたいところです.

投稿: atoyan | 2008年3月13日 (木) 12時22分

眼視観望というと、暗い銀河が見えたり、球状星団が星に分解しないとつまらないと思いがちですが、そうじゃないんですよね。本人の気持ち次第で、市街地でも楽しめるんです。そこが理解できるまでの、道のりが長いのかもしれません。

投稿: ハットリ | 2008年3月13日 (木) 13時32分

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