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2008年3月

2008年3月30日 (日)

Nantucket Sleighride (Mountain)

何とも古くさく、おどろおどろしいジャケットですが、これはマウンテンというバンドのアルバム、「Nantucket Sleighride」です。Nantucket
メルヴィルの白鯨をモチーフにしたアルバムで、録音は1970年ですから38年前。実は、高校生の時に(確か1年生?)生まれて初めて買ったロックアルバムなんです。シングルで「暗黒への旅路」というタイトルで発売された「Travellin' In The Dark」という曲が気に入って購入しました。曲は全て予想以上に素晴らしかったですね(今でも素晴らしいですが)。マウンテンはLeslie West, Felix Pappalardi, Corky Laing, Steve Knightの4人組。当時としてはメロディアスで、中学時代まではクラシック小僧だった私にもすんなり受け入れられたバンドなのです。その後、Mountainの最高傑作(だと自分で思っている)Flowers of Evil, Climbing 等を次々購入しました。今はそれをCDで揃えてます。勿論、今でも聞いていますよ。家人には「古っ!」と言われる音楽ですが、私には今でもやはり最高のバンドの一つです。アマゾンでCDを購入するのですが、今でもファンの方が居るのが嬉しいですね。アルバムタイトルになっているNantucket Sleighrideの導入として演奏されるTauntaという短い曲が物悲しくも美しい!

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2008年3月29日 (土)

ミラー?いえフィルターです。

某ショップの掲示板で話題に登場した、観望用のルミコンUHC(Ultra High Contrast)フィルターは一見するとご覧のように鏡です。実際、目で見るとミラーそのものと言っても良いくらいです。購入した人は分かるのですが、カタログやネットの画像ではこのミラー状態の写真は見かけません。Uhc
なぜミラー状態になるかと言えば、このフィルター、OIIIとHβ以外の波長の光はほとんど反射するからです。勿論、観望の時は、これらの輝線スペクトルのみを通してくれるので、輝線星雲が見事に浮かび上がる訳ですが、逆に接眼レンズからの入射光はこの写真の様なミラー状態のフィルタ面で反射し、目に入ってしまうので観望の妨げになります。市街地観望では非常に有り難いフィルターなのですが、この特性を知らないと明るい庭先などでの観望では逆に視野が光って良く見えなくなります。UHCやOIIIフィルターを使って、市街地で観望する時には、黒い布を頭から被って接眼レンズからの光を極力カットしましょう。

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2008年3月22日 (土)

Sky & Telescope誌

私が今定期購読している天文誌は、このSky & Telescope誌です。Skytel3年間の定期購読をしていますが、購読料は確か年間6000円位だったと記憶してます。1冊500円程度で、もちろん、送料込みです。天文ガイド誌よりも安いのです。
こう言っては失礼ですが、天文ガイド誌の内容はS&T誌の足下にも及ばないでしょう。日本で近い雑誌は「月刊天文」で、私も定期購読をしていたのですが、残念ながら休刊になってしまいました。このSky & Telescope誌は読み物が主体で大人向けです。内容も、一般天文学から望遠鏡の自作記事まで幅広く、さすがに歴史ある雑誌だと感じます。このS & T社自体が、多くの天文書籍を出版しているのも特筆すべき点でしょうか。
天文ガイドは月刊天文を定期購読するまでは、時々購入していたのですが、忘れもしない「ハマー」という四輪駆動車で観測に行くとかった記事で、得意げに「ハマー」を乗り回す優越感を書いていたのを読んで、購入は辞めました。編集部が遊んでいる雑誌だと分かったからです。Sky & Telescope誌では「絶対に考えられない」記事でしたね、あれは。

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2008年3月20日 (木)

レーザーポインター

観望会、特に観望仲間以外の一般の方が居る時にあると便利なのが、このレーザーポインターです。Pointer
私が持っているのは、数年以上前に○井トレーディングから購入したものです。出力は実測で4.7mW程ありました。ただし、現在、日本国内ではレーザーポインターの販売規制があり、出力1mW以上の物は販売が禁止されています。暗い場所の観望会で使うには、出力が5mW程度は必要ですので、日本国内で現在市販されているグリーンのレーザーポインターは、おそらく出力不足でしょう。また、国内販売製品は価格も高く(3、4万円します)、手が出ません。アメリカでは$100~$150程度で出力5mWクラスのものが売られていますので、どうしても欲しい方は、個人輸入するしか有りません。個人輸入に関しては、税関で差し押さえられない(国内基準に適合してなくても、販売目的でなければ)とは思いますが、そこは自己責任ですね。
なお、このレーザーポインター、ファインダ代わりにも使えますが、航空機、人家などには絶対に向けては行けません。また、人に向けるのも禁止です。1mW以上のレーザーは、目に入ると網膜に恒久的な損傷を与える恐れが有ります。あくまでも、他人に危害を加えないように、充分注意を払った上で使って下さい。

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2008年3月15日 (土)

7倍50ミリの双眼鏡

 私は双眼鏡観望を楽しんでいますが、最近、この双眼鏡でふと思う事があります。それは双眼鏡の口径と倍率の問題です。
 昔は7倍50ミリというのが天文の一般的な双眼鏡の仕様でした。それが、いつの頃からか「光害のある市街地では瞳が7ミリは開かないし、50ミリの口径を活かせない。むしろ瞳径が5ミリ程度の双眼鏡の方が背景も暗いなり、星雲星団も見やすくなる」と言う説が一般的になり、現在、天文用の双眼鏡と言うと瞳径が5ミリ、つまり8倍40ミリとか10倍50ミリという機種が中心になっています。確かにそれは正しいのですが、最近、7倍50ミリの新しい双眼鏡を手に入れてこの考えがちょっと変わってきました。確かに背景は明るいでしょうが、7倍という倍率は手持ちでも手ぶれが気になりにくく、50ミリの口径は市街地では確かに活かせないかもしれませんが、暗い空ならやはり口径の利点が活かせると思うのです。また7倍50ミリのポロプリズム双眼鏡は確かに重いのですが、製品によっては1キロもない機種もあります。適度の重さは手ブレも押さえてくれる感じがします。10倍の機種は手持ちではやはり使いにくいです。750bino
 という訳で、今私は7倍50ミリの双眼鏡(勝間のSS7×50RG、写真の左)をメインに使っています。重さが1キロないこの機種、市街地の自宅での観望でも思っていたよりも暗い天体も見えますし手ブレも気になりにくいという意外な結果をもたらしてくれました。残念ながら、タカハシのアストロノマー7倍50ミリ(写真の右)は、重すぎて疲れてしまいます。

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2008年3月14日 (金)

星図あれこれ

観望をするのに必要な物に星図などがあります。私の本棚にも星図がありますが、正直言って「これで決まり!」という星図はないのです。観望機材によって必要な星図も変わります。Atlases
肉眼や双眼鏡なら6〜7等級までの星図で間に合いますが、ドブなどでの観望となると8〜9等級(Uranometriaクラス)、あるいはそれ以上(13等級とか)までの星図が必要になります。さすがにドブでの観望の時は、XEphemというソフトで必要な場所の詳細な星図を作りますが、それ以外の時は普通の紙の星図を使います。私のお勧めは、私のホームページでも紹介している「滝敏美氏の製作したフリーの星図」です。6.5等級と8.5等級の2種類(興味のある方は2重星図も)があり、双眼鏡から望遠鏡での観望まで、便利に使えます。ふと残念に思うのは、アメリカだとSky&Telescope社などが、Pocket Sky Atlasという観望派の視点に立った、便利な星図を出版してくれているのに、日本ではそんな会社が無いという事でしょうか。

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2008年3月12日 (水)

写真派から観望派へ

昔は私も実は写真派でした。手元には、その名残のNikomat FTnのボディがまだ有ります。多くの写真関連の機材はネットオークションで売ってしまいました。Camara高校生時代から天体写真にのめり込み、大学時代は現像、焼き付けなんでもやりました。天文ガイドにも何度か入選しました。でも、次第に何か違うなあ、と感じ出したのです。変光星観測を大学時代に始めた事が眼視観望の基礎みたいなものですが、次第にCCDへと天体写真の流れが移るにつれ、もう素人がやる事ではないと感じだした事も観望派への転向のきっかけですね。今でも遊びで写真はとります。それも、コンパクトデジカメでコリメート。あくまで自分が満足して終わり。おっ、写った!といったお遊びです。最近のCCDで撮影された天体写真を見ると、機材とパソコン、ソフトの力ずくの作品が多いですね。見事な惑星や銀河の写真には関心します。でも、私は眼視観望派で行きます。自分の目で、たとえハッブル望遠鏡の写真のようには見えず、白く微かな像であっても、実際の宇宙の姿を見る事の「ワクワク」感からは逃れられそうにないのです。何と言っても、過去の宇宙の姿を、自分の望遠鏡で見て感じる「タイムトラベル」に出かけられる魅力は眼視観望でしか味わえません。

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2008年3月 9日 (日)

ベランダ観望

 いつもはベランダ観望です。遠征にはなかなか行けないので、諦めて自宅から見える天体を無理をせずに楽しむ事にしました。こんなスタイルで観望してます。ベランダの出幅が2.4m、横幅が11m程有るので、結構ゆとりがあります。Homeviewing 高さの変えられるワークチェアは必須アイテム。椅子がないとやはり疲れます。足下にあるアイピースケース(木製の箱)は友人のYさんからプレゼントされました。便利なので、いつも使ってます。星図などは下に置いてますが、折りたたみの安いテーブルを買おうかと検討中。

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2008年3月 8日 (土)

アクロマート小口径屈折望遠鏡

 屈折望遠鏡を最初に購入したとき、アクロマート対物レンズで口径が60ミリ前後、焦点距離が1000ミリ前後だった方って、今はかなり少数派なのでしょうか?私が天文に興味を持った小学生のときには(1960年代ですけど)、アクロマートレンズは「魔法のレンズ」のイメージがありました。3箇所に錫箔がはさんである対物レンズは、高級な望遠鏡のレンズだったのです。Raptor_2
1970年代になると、セミアポクロマートやアポクロマートという、更に高級な対物レンズが登場してきました。それでも、8センチクラスで焦点距離が1200ミリ、つまりF15クラスの望遠鏡が主流でした。以後、屈折望遠鏡ではアポクロマートレンズがデファクトスタンダードになり、F値も10から4程度まで短焦点化が進みました。天体写真もブームになり、写真専用(みたいな)鏡筒だらけになって来たのは、おそらく皆さんも御存じの事でしょう。国産の某有名望遠鏡メーカーも、眼視は二の次で、写真撮影に的を絞った(としか思われない構成の)鏡筒や赤道儀を多数発表。販売部数日本一と思われる某天文月刊誌も、「写真を取らなければ天文ファンに有らず、赤道儀でなければ望遠鏡に有らず」と言わんばかりの記事や広告のオンパレード(これは今でも同じか?)。
 この年齢になると冷静に考えられるのですが、昔は私もそれに踊らされていました。そのうちに、アクロマートレンズの屈折望遠鏡は多くが入門用に成り下がり、雑誌の広告でも見かけなくなってしまいました。60ミリのアクロマート屈折望遠鏡は、せいぜい経緯台で手抜きの輸入品がほとんどになって来たと思います。私もすっかり「魅力が無い望遠鏡」だと思っていた「アクロマート対物レンズの望遠鏡」を見直したのは、ごく最近でした。
 ここ10数年、私の興味は眼視観望になってきました。写真も面白かったのですが、CCDの普及に連れて、もうサラリーマンの趣味とは言えない「高額商品購入能力誇示」&「画像処理ソフト利用能力検定試験」的様相になって来たからです。で、大口径での眼視観望に転向しました。ところが、これもまた大変でした。「天文のマーフィーの法則」としては有名な(?)「時間が有る時は機材がなくて、機材が有る時には時間が無い」というジレンマに陥ったのです。大口径の能力をフルに活かせるような場所は遠く、天候と仕事の都合を考えると、年に1、2回遠征出来れば良い方。仕方が無いので、光害のまっただ中の自宅から、アポクロマート屈折や双眼鏡で星団や星雲観望をするはめになりました。最初は「ちっぽけな見え方。あ〜あ、遠征に行きたいなあ」としか思えなかったのですが、次第に「へ〜、ここまで見えるんだ」という新鮮な驚きに変わって来たのです。勿論、アポクロマートの性能によるもの多かったのですが、「ありふれた星団や月面をじっくり見る」という事を忘れていたからでしょうね。で、小口径望遠鏡も捨てたもんじゃないと感じた訳です。
 そんな時、じゃあちょっと試しに・・と購入したのがコルキットのスピカ。口径40ミリ、倍率35倍の自作キット。これで月面を覗いてびっくりです。良く見えるじゃないですか!口径相応ですが、アクロマートの40ミリでも月面観望が楽しめる事が分りました。次ぎに入手したのが、ラプトル50です。50ミリのアクロマートですが、これまた星像が見事。無理のない設計できちんと製作されたアクロマートなら、非常に良く見えるという事実に気がつきました。そりゃあアポクロマートが良く見えるのは当たり前ですが、月や惑星を眼視観望で楽しむにはアクロマート(良質のですよ)でも十分なんですね。雑誌の広告やメーカーの宣伝文句を見てしまうと「天文を始めるには高価な望遠鏡が必要」だと思いがちですが、そんな事はありません。2500円のスピカでも、7980円のラプトルでも、十分に楽しめます。

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お気に入り

 今、一番のお気に入りの双眼鏡がこれ。勝間光学のSS7×50RG。普段はこうしてクローゼットの取っ手にぶら下げてます。
Katsuma750_4 市街地だと5センチ7倍は、瞳径が7ミリ開かない事や重いといった理由で最近では敬遠されがちですが、この双眼鏡は軽いし良く見えるので気が向いたらすぐに観望出来るようにしています。結局、自分が使ってみて一番気に入った機種が稼働率が上がりますね。なお、レインガードですが、両方のストラップに通すと観望の時にレインガードが顔に当たるので、片方を外すと良いです。勝間の他の双眼鏡でもレインガードは同じ構造だと思うので、顔に当たるのが気になる人は、そうした方が便利でしょう。

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