2022年5月17日 (火)

遊馬製作所さんのマルチファインダー・アリガタ VFA-1 CHB

ビクセン規格のファインダー台座は、幅広く使われているのですが、そこで使う便利なアダプターを見つけました。それが遊馬製作所(SCOPE LIFE)さんのVFA-1というマルチファインダー・アリガタです。SCOPE LIFEさんのVFA-1のページを見るとわかりますが、色々なタイプが有ります。今回はカメラねじ用の座繰り穴の有るCHBを購入しました。それがこれです。写真には写っていませんが、落下防止用のM4ネジも付属しています。

Mounts

実は手元にレーザーポインターとカメラネジが切られているマウントが有るのですが、ビクセン規格ではないため、今までファインダー台座に装着出来ませんでした。それが今回購入したアリガタに載せられるようになったのです。

Lasers

ついでに、笠井トレーディングから購入してあったQuikFinderも、手持ちの金属板を介してこのアリガタに装着出来ました。このQuikFinderはなかなか便利なのですが、製品付属の台座は曲率が付いているし、粘着テープで鏡筒に貼り付ける仕様なので違う鏡筒で使う事が出来なかったのです。それが今回購入した遊馬製作所さんのアリガタを使うと、使い回しが可能になりとても助かっています。

Quiks

なお、QuikFinder用のアリガタは過去に作っていたようですので、欲しい方は遊馬製作所さんに問い合わせてはいかがでしょうか?

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2022年1月17日 (月)

BLANCA-60SED

変光星観測に自作の60mm, F5鏡筒(コルキット改、31.7mm正立プリズム&SVBONY UF18mmを使用)を使っていたのですが、このサイズの鏡筒が使い勝手が良いので使用頻度が上がってきました。ところが、フィーカス機構がフェルトを貼った摺動を利用しているため、ちょっと倍率を上げると途端に使いにくくなるのです。そこで、60mmクラスの短焦点鏡筒を探したのですが、これが意外にないのです。タカハシやビクセンだとどうしても高価。で行き着いたのが笠井トレーディング扱いのBLANCA-60SEDです。ドローチューブの引き出し量もかなりあります。詳細は笠井トレーディングのホームページで確認して下さい。で、実際の使用ですが、31.7mm天頂プリズムとSVBONYの7.2mm-21.6mmズームアイピースで使用する事にしました。こんな感じです。

Blanca602

 

ドローチューブとプリズムの間には、55mmの2inch延長チューブ(SVBONY製)を入れてあります。これは前後バランスを無理なく取りたいので、ドローチューブの引き出しを抑えるために入れました。なお、2inchの正立プリズムでも合焦します。

  Blanca601_20220117223701 

こんな感じです。ただ、ドローチューブの内面反射がやや残っているので(艶消し塗装があまり良く無い感じ)、私は植毛紙をクリアファイルに貼り付けたものを丸めて入れてます。それでかなり内面反射は無くなりました。なお、試しにNaglar 3.5mmを使って約100倍で木星を見たのですが、表面の模様も80mmのフィールドスコープ(SV406P)よりも明瞭に見えました。惑星観望には使わないと思いますが、ビデオ雲台に載せての気楽な月面や惑星の観望や、トラベルスコープ的な使い方にも向いていると思います。

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2021年9月18日 (土)

SVBONYの新しいSV191ズームレンズ

以前、SVBONY製のフィールドスコープSV406Pを購入したのですが、それに付属していたズームアイピースがよく見えました。そのズームアイピースがやっと単体で発売になりました。それがSV191、7.2mm-21.6mmのズームアイピースです。同じ型番で別のズームアイピースもあるようですので、混同しないように注意して下さい。早速(?)このSV191ズームを購入しました。写真は左からバーダー・ハイペリオンMARK IV、中央はSV406P付属のズーム、そして右が新しく発売されたSV191ズームです。

Zoom

SV191(見かけ視界42度〜65度)は、SV406P付属のズームとは形状がほぼ同じです。違いは胴体の周りの刻印が倍率表示から焦点距離表示になっている点と、SV191はフィルターネジがスリーブ先端に切って有るので、スリーブが約2mmほど長くなっている点でしょうか。実際の結像性能ですが、気流が非常に良好だった日に木星と土星を見て比較しました。使用した鏡筒は、英国オライオン社の15cm, F5ニュートン反射です。

結果から言いますと、私の目(軽度の白内障と飛蚊症あります)には、SV191とバーダーハイペリオンの差がわかりませんでした。どちらも非常にシャープで、土星のリングと本体の分離、カッシーニの空隙、木星の縞模様や色味など、違いは全然わかりませんし、両者ともゴーストの発生も有りません。 バーダーのハイペリオンMARK IVの価格はSV191の約3倍。それを考えたら、このSV191はコストパフォーマンスはかなり良好だと思います。特に、短焦点側の見かけ視界が65度あり、気落ちの良い視野が楽しめます。

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2021年7月15日 (木)

SVBONYのUF18mm

以前からSVBONYのUW20mm(見かけ視界66度)をつかっています。アイレリーフは長く覗きやすいですし、何よりも価格が安くコスパが良いのですが、少しだけ不満が。それは視野中心から50%を越した付近から像が崩れ始めることです。実際は、視野中央で対象を捉えるので、問題ではないのですが、もう少し像が崩れないでほしいという感じがしていました。そうしていたら、同じSVBONYからUF18mmが出ました。UFとはUltra Flat Fieldの略で、視野周辺まで像の平坦さが保たれて居るという意味で、見かけ視界は65度と、ほぼUW20mmと同じです。SV406Pで使う可能性も有るので、早速Amazonから購入してみました。

Uf18mm

左がUF18mmで右がUW20mmです。UW20mmに比べると、かなり大きめです。85mmの米国製F7アポで、実際にのぞいて比較してみたのですが、明らかに差が有りました。まず、糸巻き型の像の湾曲がUW20mmと比べると、UF18mmでは低減されています。また像の崩れも少なくなっており、視野の70%位までは、ほとんど像の劣化が有りません。流石にそれ以上になると少しづつ像の劣化が始まりますが、視野の90%まではUW20mmの視野60%付近の像に感じます。UF18mmはUW20mmの2倍ちょっとの価格ですが、国際光器で販売されているAPMブランドのUF18mm(見た目も仕様もSVBONYとほとんど同じ・・)の半額以下ですので、コスパは良いと思います。8,000円しませんので、完璧な視野の平坦性を求めないのであれば、このアイピースは買いだと思います。

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2020年12月 3日 (木)

中国製のフィールドスコープ SVBONY製SV406P

最近、中国のSVBONY社製のフィールドスコープSV406Pを購入しました。口径は80mmでEDレンズ使用、価格は39,980円と破格とも言えます。このスコープは20倍から60倍のズーム接眼レンズが付属していますが、アメリカンサイズのスリーブなので、焦点が合いさえすれば、普通の望遠鏡用の接眼レンズが使えます。逆に、ズームレンズも望遠鏡で使えます。

性能ですが、付属ズームレンズの60倍でも青ハロは見えず優秀だと感じます。ズームレンズの視野は、20倍で約40度、60倍で約68度と(仕様から計算)、低倍率ではやや狭いのですが、接眼レンズを交換せずに星雲や星団をズームでアップできるので、お気楽観望には便利です。ただ、アイポイントの位置がやや微妙で、そこを外すと像が乱れます。でも、4万円弱でこの性能ですから、コストパフォーマンスは良好だと思います。メーカーの担当者の方(中国の方ですが、日本語で対応してくれます)も親切ですよ。

Sv406p

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2018年11月26日 (月)

ダハ双眼鏡用三脚アダプタ

ダハタイプのニコン双眼鏡を2台(口径20ミリと32ミリ)持っているのですが、三脚取り付けアダプタ用のネジ穴が有りません。多分、多くのダハタイプの双眼鏡はそうだと思いますが、じっくりと見たい場合には三脚に固定したくなります。で、ダハ双眼鏡用のアダプタを購入しました。一つはベルボン、もう一つはケンコー製です。まず、ベルボンのアダプタ。
Verbon
これは小型、それも口径が25ミリ以下程度の双眼鏡用で、ベルクロの付いたベルトで固定するタイプです。試しに32ミリを載せようとしたのですが無理でした。載せられなくなないのですが、結構厳しいです。で、こちらはケンコーのSNAPZOOMと言う商品。
Kenko
こちらだと32ミリはご覧の様に余裕で載ります。こちらは、双眼鏡のサイズに合わせてベルクロの付いたテープで調整し、テープの片端に付いたゴムバンドをアダプタのフックに引っ掛けるタイプです。ゴムバンドの部分はこんな感じです。
Kenko2
ところが、このゴムバンド、短いうえに結構伸びないのです。商品の写真だと、もう少しゴムバンドが長いのですが、実際の製品ではちょっと短い。ですので、強く引っ張ってもほとんど伸びてくれません。取り付けは可能ですが、もう少しゴムバンドが長くても良いと思いますね。個体差なのかとは思いますが、改良の余地ありでしょう。購入される方は、その点、ちょっと注意して下さい。25ミリまでなら、ベルボンがオススメです。

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2018年8月22日 (水)

テレビューのGPアダプターを使いやすく

TV-85をF2経緯台(現TV経緯台)にて私用していますが、たまにビクセンのGP-2赤道儀で使うことがあります。そのために、テレビューのGPアダプターを購入して使ってます。これがGPアダプターです。
Adaptor1
左のネジは、GPアダプターを着けた状態で、F2経緯台に固定するためのネジです。このネジをF2経緯台の底板の穴から差し込み、アダプタにある雌ネジにねじ込むのですが、これが結構難しい。というのも、アダプタを付けた鏡筒をF2経緯台の底板に載せても、その位置が定まらないのです。で、ネジを差し込んでも、アダプタにある雌ネジに合わせるのが至難の技。それで、通常のTV鏡筒のF2経緯台への固定方法を真似ることにしました。そのために購入したのが、このユニファイネジ。1/4-inchのネジです。
Screw
下のネジは、TV鏡筒に初めからついている1/4のユニファイネジ。上が、購入した長さ1 inchの同じ規格のネジ。付属のネジだと、ちょっと短めなので、やや長めの1 inchのネジを購入した次第。このネジの頭は六角レンチが入るようになっています。で、これをGPアダプタにねじ込めば、通常のTV鏡筒と同じようにF2経緯台に固定が容易に出来ます。つまり、こんな感じで、鏡筒付属のつまみを下からねじ込むのです。
Adaptor2
これで、アダプタを付けたままの鏡筒をF2経緯台に固定するのが簡単になりました。GPアダプタには、この1 inchのネジを付属させて欲しいですね。

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2018年6月29日 (金)

電池変換アダプタとリチウム電池

夜の観測ではヘッドライト(Primus PrimeLite Adventure)を使っています。このライト、すでに販売終了みたいですが、砲弾型の白と赤のLED、高輝度の白色LEDが組み合わせてあり、何かと便利なのです。ただ、単三電池三本仕様なので、ヘッドバンドに電池ケースを固定すると、結構重いのです。NiMHの単三、単四、それとリチウム単四電池の重さを比較してみました。

Nimh1_2
左から、単三NiMH、単四LiMH、そしてリチウム単四電池で、重さは、それぞれ78g、35g 、そして22gです。単四NiMHにすれば、重さは半分。さらにリチウム単四電池にすれば、ほぼ4分の1になります。これで重さの問題が解決できます。で、単四電池を単三に変換するアダプタに入れると、こんな感じになります。

Nimh2
もちろん、電池容量は減ると思いますが(リチウム電池の容量は、流す電流に依存するらしいので、単純比較は出来ませんが)、頭への負担はかなり低減されました。リチウムですので、低温にも強いので、冬の観測でも問題が生じにくいでしょう。

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2018年4月10日 (火)

ひどいね前川喜平元事務次官

辞めてから教科書批判とかしだすこの人、最悪ですね。どうして文科省在職中に批判しないのでしょう?だって、事務方のトップだったのですよ!要するに、甘い汁を吸うだけ吸って、お腹一杯にして、辞めてから批判しているだけです。最低の公務員だった訳です。どうしてこんな人物をヨイショする人たちが居るのでしょうか?謎です。「面従腹背」が座右の銘だそうですから、仕方が無いか・・・

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2018年4月 5日 (木)

単4電池を単3電池に

普段は充電式電池(パナソニックのエネループ)の単3と単4を使っているのですが、単4を単3として使えると、非常時などには便利だと思っていました。で、ネットで見つけたのがこのアダプターです。

Adaptor1
楽天のスタンダードというお店で取り扱ってました。6個で送料込みで299円でした。安いですね。電池を入れるとこんな感じになります。

Adaptor2
安いので、あまり期待はしていなかったのですが、これが意外に使えます。プラスチックも結構しっかりしていますので、耐久性もあるのではないでしょうか?電池とこのアダプタの金属端子の接触はどうなのかな?と疑問だったのですが、これも問題ありませんでした。

プラス端子の金属が多少緩めで電池を入れてもカタカタ音がするため、使えるの?と最初は思いました。が、これを単3の電池ホルダーに入れると、ホルダーのバネ(大抵は電池を押さえつけますよね?)に押されて内部の単4電池としっかり接触するのです。  テレビのリモコン、電池式のラジオ、小型のLEDライト(高輝度でない、普通のタイプ)などで使えそうです。ただ、この状態で単3の充電器には入れない方が良いでしょう。充電電流が単4だと過大電流になる可能性があるからです。その点は注意が必要かな?安くて便利なアダプターだと思います。

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